第６夜　　フランケンシュタイン

　生物の研究所に　一人の女性が住んでいた。
　彼女は、醜く、精神も正常ではなかった。　
　研究所にトラブル（バイオハザード）が発生し、私は、その研究所を破壊しなければならなかった。
　そこで、私は、彼女もろとも研究所を爆破した。
　爆破した後を調査に行くと、彼女はひどい怪我をしながら　頭のとれた赤ん坊を抱いていた。
　そして、彼女の肉体の一部は血管の様な組織で赤ん坊と繋がれて二人とも生きていた。
　彼女は、赤ん坊を抱きながら、その組織の一部を引きずりながら歩き回っていた。
　ドアのノブにそれが引っかかった。　頭が焼け焦げてなくなってしまった赤ん坊を抱く女性。
　女性の一部が赤ん坊の一部となり、そのおかげでやっと赤ん坊も生きている。　
　彼女は、その赤ん坊の実の母親ではなく、赤ん坊も本当の人間かどうかはわからない。
　おそらく、その赤ん坊は実験用の材料（実験動物）だったのだ。　
　しかし、狂った彼女が、肉体からはみ出た内臓のようなものを引きずりながら
　赤ん坊を抱きながら歩いているのを見ると、彼女がどんなにかその赤ん坊を愛しているのかがわかった。
　その愛情を感じて、私は　暖かい気持ちになった。