6章 再び要素モデルの作成
6.1 独自プロパティ画面の作成
(その4 プロパティ画面の完成)
プロパティ画面のスタブ作成時に フレームワークを動作させるための殆どの処理は完成しています。
行うべき事は、画面へ部品を配置して画面本体を作成し、オペレーターが画面で設定した値をプロパティデータに設定する処理を実装するだけです。
画面の作成は Micorosoft Visutal C# から行います。
Microsoft
Visual C# の
ソリューションエクスプローラーから フォームクラス(MyExerciseModelDetailForm)を選択し ポップアップメニューを表示して「デザイナの表示」を選択します。
Micosoft Visual
C#のツールボックスを表示し、デザイン画面上に 画面部品を貼り付けていきます。
↓ 部品貼り付け完了
画面の動作は、以下の様になります。
(1)画面表示時に、プロパティデータ、及び初期化データの現在設定値を画面に表示する。
(2)オペレーターが画面上で設定する。
(3)Setボタン押下の時、画面上に設定された情報を取り込み、プロパティデータ、初期化データにセットし、画面を閉じる。
そこで、(1),(3)に対応する処理を 実装します。
(1)現在設定値の表示処理実装
画面を表示する時には、対象要素モデルのプロパティデータ、初期化データのインスタンスが 画面の親クラスのメンバー変数に設定されています。
このインスタンスを取得し、各データの設定内容を画面に表示します。
画面表示時に呼ばれるメソッドは public
void EditParameter() で、型紙内に定義されているので、その中に処理を実装します。
public void
EditParameter() //
画面部品に 各データ内の情報を設定する。
textBoxQ0.Text =
m_csKnmtcInit.m_dInitQ.ToString(); |
private void
ParaSet_Click(object sender, EventArgs
e) //
プロパティデータ、初期化データクラスのインスタンスを取得する。 //
画面部品に 各データ内の情報を設定する。 |
ここで作成した要素モデル開発プロジェクト(Ex13_CommonMP.lzh)
ダウンロードしたら解凍して生成されたフォルダー「MyExerciseModel」、「MyExerciseModelProperty」を \CommonMP\Source\HYMCO\OptionImpl\ 下に置きます。
解凍して生成されたプロジェクト:MyExerciseModel.csproj 、MyExerciseModelProperty.csprojを ディバッグ用ソリューションに追加し、スタートアッププロジェクト(TestModelDeveloperMainExp)の依存関係に追加します。 また、 解凍して生成された、「MyExerciseStep1」フォルダーを \CommonMP\CommonMPData\ 下に置きます。
初版:2013/08/04 |